新聞に折り込まれたり、ポストに入っていたり、毎日のように目にするたくさんのチラシ。
その中でも、思わず目を引く派手なタイトル、お得感あふれる価格表示・・・
そんなチラシが自分で作れたら良いですよね^^
いくつかのポイントと便利機能を押さえれば、簡単に作成することができます。
「スーパーチラシ作成術」では、これから数回にわたって、↓のようなチラシを完成させるまでのプロセスと、チラシ作りのコツをご紹介していきます。
今回第1回目は「ラフスケッチ」についてご紹介していきます。
ラフスケッチとは、いわばチラシの設計図のようなもので、作業効率を上げるためには必要不可欠なものになります。
1.掲載内容の整理をしよう
はじめに、掲載する内容を整理しましょう。
店名やセール期間など、必ず記載しなければならないことや、掲載する商品の数などを書き出していきます。
記載したい内容に優先順位をつけていくと整理しやすくなります。
また、目立たせたい事柄が決まっている場合は、赤字等でメモ書きしておきましょう。
ここである程度まとめておくと、記載漏れを防ぐのにも役立ちます。
2.ラフスケッチを書こう
では、実際にラフスケッチを書いていきましょう。
(´・ω・`)「私、絵描くの苦手なんだよねー」
そんな方も多くいらっしゃるかもしれませんが、心配ありません。
ここでご説明するラフスケッチとは「おおまかなスペース配分や配置を決める」ことが重要になるからです。
限られたスペースを有効活用するためにもバランスよく配分していきましょう。
ラフを書く用紙は実際に印刷するサイズに近いものを使う
A4サイズやB4サイズ程度のチラシなら原寸でラフを書く方がイメージしやすくなります。サイズが大きく、原寸で書くことが困難な場合は、B3ならB4やB5の用紙に書くといったようにA判・B判を合わせて作成しましょう。
実際のサイズと異なるサイズや、縦横の比が違うサイズで書くと、データ作成したときにレイアウトがイメージと異なる出来になってしまうこともあるからです。
見る人の目線を意識した紙面作りを意識する
人間の目線は左から右へ、上から下へ視線が移動し、全体として左上から右下の方向に流れていくと言われています。
つまり、一番に目に入るのは紙面の左上だということです。
「一番伝えたいこと」や「一番目立たせたいこと」は左上に配置するとよいでしょう。
文字や写真に大小のメリハリをつける
均等にスペース配分すると、整理されて見やすくはなりますが、目立ちにくくなります。
インパクトがあり、より目立つ紙面を作るのであれば、意図的に「大きい部分」と「小さい部分」を作ると効果的です。
文字の大きさ(ジャンプ率)については、デザインのプチテクニック:第12回「画像と文字のジャンプ率」でもご紹介しています。
用紙の向きを決める
掲載する内容のボリュームや、チラシの用途によって用紙の向きを決めましょう。「どうしてもうまくスペースが割れない」ときなどは、思い切って用紙のタテ/ヨコを変えてみるとうまくいくかもしれません。
また、ポスティングや封筒に入れて使用する場合など、折り方なども考慮するとよいでしょう。
×.ラフスケッチの悪い例
下記は、ラフスケッチの悪い例です。一番目立たせたいタイトル部分の大きさが不適切であったり、スペースの割り方がバラバラとして読み辛かったりしています。また、日付のように順序のある見せ方の場合、読む方向を考えないと不自然な配置となってしまいます。
うまく、作成できましたか?( ´∀`)
このほかにも、ポイントになる部分のカラーを決めておいたり、使用する画像やロゴの指示をしておくと、後の行程がスムーズになります。
ラフスケッチがあるのと無いのとでは、作業効率に大きな差があります。
難しくて苦手という方も、この機会に練習してみてはいかがでしょうか?
では、次回の【スーパーチラシ作成術】もお楽しみに!(´・ω・)ノ
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月刊デザインのプチテクニック
<スーパーチラシ作成術>
- 第1回「チラシのデザインラフスケッチの書き方」
- 第2回「チラシ作成の基準となるサイズ設定と『枠』の割り方」
- 第3回「Illustratorの変形パレットを使って『枠』を割る方法」
- 第4回「Illustratorの段組設定を使って簡単に『枠』を割る方法」
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- 第6回「チラシの見出しタイトルを作る?フォントの選び方篇?」
- 第7回「『アイキャッチ効果抜群のタイトル』の作り方 -色の選び方篇-」
- 第8回「チラシの見出しタイトルを作る -様々な表現方法-」
- 第9回「Illustratorのレイヤー・レイヤーパネルの使い方」
- 第10回「文字を入力しよう(Illustratorの文字組アキ量設定)」
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