商品・加工別の印刷データ作成方法/注意点
中綴じ冊子印刷 データ作成ガイド
中綴じ冊子印刷について
目次
対応アプリケーション
中綴じ冊子印刷 共通の注意点
綴じ方向について
右綴じ、左綴じをご指示ください
綴じ方向は、右綴じ・左綴じのどちらであるかをご指定いただく必要があります。商品ご注文の際のオプション選択画面にて、「右綴じ」「左綴じ」どちらかを選択いただけます。※データ作成の際は綴じ方向に応じてページ順序が異なりますのでご注意ください。
ページ配置と指示について
ページ番号が分かるようなファイル名で
ページごとにファイルを分けてご入稿(aiファイル、EPSファイル、画像ファイル等)の場合は、何ページ目のデータであるか分かるようなファイル名で作成してください。
(例:P01P12.ai、P02P03.ai、P04P05.ai ... など)
ひとつのファイルに複数ページをページ配置順で
ひとつのファイルに複数ページをまとめてご入稿(PDF形式、Officeファイルの形式等)の場合は、ページ順をお間違えないよう配置してご入稿ください。
※最終ページが先頭にある等、ページ順が正しく配置されていない場合、そのまま印刷工程へ進む場合がありますのでご注意ください。
具体的なページ配置順序については各アプリケーション別の作成ガイド内で解説しています。必ずご確認ください。
アプリケーション別の注意点
デザインの配置について
小口側の余白に注意
中綴じ冊子の特性上、ページ数が多い場合や、本文用紙が厚めの場合に、小口側の断裁範囲が中のページ程大きくなります(下図参照)。通常の塗り足し範囲以上に断裁されますので、データ作成の際、小口のアキにご注意ください。
ノンブルを印刷する場合
※余裕をもったレイアウトをおすすめします。
裁ち落としまでのデザイン
裁ち落としにかかるようなデザインをされた場合、製本工程中にズレが生じる場合があり高さが一定に揃いません。
RIS203について(CDジャケットサイズ)
弊社のCDジャケットサイズ冊子をCDブックレットとしてご利用の場合は、本文/表紙の組み合わせによってはRIS203規格外となったり、場合によってはCDケースに収まらないことがございますのでご注意ください。
CDジャケットの裏カードやキャップもあわせてご入用の場合は、CDジャケット印刷からご注文をお願いいたします。
RIS203とはコンパクトディスク用付属品に関する“標準タイプ”を示す日本レコード協会規格を言います。(あくまでも推奨基準であり、強制ではありません。)
RIS203(6.ブックレットの項)では、CDジャケット(ブックレット)の寸法や用紙について下表のように記載されています(一部抜粋)。 詳しくは日本レコード協会ホームページをご覧ください。
ケースの種類 | 総厚(最厚部) | |
---|---|---|
ジュエルケース用 | 1.8mm以下 | |
マルチケース用 | 2Dタイプ・3Dタイプ | 4.2mm以下 |
4Dタイプ | 1.5mm以下 |
※折込みカードや添付物を含めた総厚
項目 | 表紙 | 本文 |
---|---|---|
紙質 | コート紙 | 上質紙またはコート紙 |
連量 | 110kgまたは135kg | 110kg以下 |
※コート紙にはマットコート紙を含む。
データチェックと納期について
ページ数が多い冊子はデータチェックにお時間をいただくが場合があります
ページ数が多いものはデータチェックに1営業日以上いただく事があり、データに不備があった場合はさらに出荷日が延びてしまいます。
入稿の前に十分にデータを確認していただきご入稿いただくことをお勧めいたします。
納期の確認等は大変お手数ですが弊社までお問い合わせください。
Illustrator、InDesignなら「検版システム(無料)」をご利用ください
「検版用画像」を用意をご用意ください
データをご入稿の際は、検版システムのご利用を推奨しております。印刷用データとは別に、「検版用画像」を見本(カンプ)としてご用意いただくことで、より精度の高いデータチェック(検版)が可能です。
表紙について
本文と表紙の紙厚について
観音表紙について
A4、B5、A5の定型サイズのみ対応しております
本文と表紙を別々のファイルで作成いただく必要があります。詳しい作成方法は、各アプリケーション別の作成ガイド内で解説しています。ご確認ください。
>> アプリケーション別の注意点
片観音表紙の場合
片観音表紙の場合、右綴じを選択いただいた場合は右綴じ表紙部分が折り込まれます。(左綴じの場合も同様に、左綴じ表紙部分が折り込まれます。)裏表紙を観音にすることはできませんので、あらかじめご了承ください。
種類 | 対応ページ数 | 特徴 |
---|---|---|
中綴じ製本 | 最大96ページ | 2つ折りにした紙の中心を針金を使ってホッチキスのように留める方法です。無線綴じ製本と比較すると、比較的ページ数の少ない冊子に向いています。 |
スクラム製本 | 最大64ページ | 新聞のように、紙を2つ折りにした重ね合わせて冊子状にまとめる方法です。 |
無線綴じ製本 | 最大192ページ(+表紙4P) | いくつかにまとめた冊子状の紙を一つにまとめ、背に当たる部分を削るまたは切り込みを施した後に、糊付けして表紙を貼付ける方法です。 背表紙付きで、ページ数の多い冊子も綺麗に仕上がります。 |
PUR製本 | 最大608ページ(+表紙4P) | 無線綴じ製本と外見上はほぼ変わりませんが、より接着強度が高い製本糊(PUR系ホットメルト接着剤)を使用しており、ページ数が多くても頑丈に製本することが可能です。無線綴じ製本よりも本が開きやすく、ノド(綴じている付近)が見やすいのが特徴です。 背表紙付きで、ページ数の多い冊子も綺麗に仕上がります。 |
ご注意ください:ページ数の表記について
弊社では、冊子の種類によってページ数の表記が異なります。
- 中綴じ冊子(軽オフセット印刷を除く)、スクラム製本冊子
→本文ページと表紙4Pを含む総ページ数を基準として表記 - 上記以外の冊子
→本文ページ数を基準として表記(表記のページ数+表紙4Pが総ページ数となります)
アプリケーション別の注意点
アプリケーション | 形式 | 作成方法を確認 |
---|---|---|
Adobe Illustrator | AI・EPS | Illustrator作成方法 |
Adobe Illustrator | IllustratorPDF作成方法 | |
Adobe Photoshop | PSD・EPS | Photoshop作成方法 |
Adobe InDesign | InDesign作成方法 | |
Microsoft Office | そのまま | Office作成方法 |
CubePDF入稿 | CubePDF作成方法 | |
画像ファイル入稿 | JPEG・TIFF・PNGなど | データ作成方法 |