CDジャケットのサイズ
CDジャケットのサイズ一覧
CDジャケットはコンパクトディスク(CD)を収容する紙製外装の総称です。以下のようなバリエーションがあります。
規格 | サイズ | 備考 |
---|---|---|
歌詞カード | H119.5mm × W121mm | 2P、4P(二つ折り)、6P(三つ折り)の前カードや、8P以上(中綴じ冊子)のブックレットをご用意しています。 |
裏カード | H117.5mm × W150mm | ミシン目加工付きです。 |
キャップ | H120mm × W55.5mm | ミシン目加工付きです。H120mm × W70.5mmのサイズもご用意しています。 |
規格 | サイズ | 備考 |
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マキシシングル用ジャケット | H120.4mm × W274mm | ミシン目加工付きです。 |
マキシシングル用キャップ | H120mm × W52mm | ミシン目加工付きです。H120mm × W67mmのサイズもご用意しています。 |
CDジャケットの各サイズの違い
前カード
フロントジャケット、フロントカバーとも呼ばれます。1枚ものか、2つ折りまたは3つ折りなどの折り加工をした印刷物です。リッド(フタ部分)側に挿入して使用します。CDのタイトルやアーティスト名、収録内容などを表示するメイン部分です。
※弊社では「歌詞カード」と表記しています。
ブックレット
中綴じ製本などの冊子状の印刷物です。前カードと同様にリッド側に挿入して使用します。前カードよりも掲載できる情報量が多いため、歌詞やライナーノーツ、写真など、作品の世界観をより深く伝えることができます。
※弊社では「歌詞カード」と表記しています。
裏カード
バックインレイ、バックカバーとも呼ばれます。ケースのボトム(CDトレイ裏側)に装着するフラップ付きのカードです。収録リストやメンバー紹介、クレジット情報など、作品の詳細情報を伝える部分です。
キャップ
帯、タスキとも呼ばれます。ケースの背の部分に三面に折り曲げて装着する、タイトルやアーティスト名などを記載したカード状の印刷物です。視認性が高く、陳列時に目立たせる効果があります。
CDジャケットを制作するうえでのポイント
CDジャケットは、CDケースの種類によってそのサイズや形状が異なります。まずはどんなCDケースを使用するのか確認の上、制作に取り掛かりましょう。
- ジュエルケース
12cmのCDを1枚収容できる一般的なCDケースです。リッド(フタ部)・トレイ(ディスク固定部)・ボトム(サラ部)で構成され、通称3ピースタイプとも呼ばれます。 - マルチケース
12cmのCDを複数枚収容できるケースです。 2枚を収納できる2Dタイプ、3枚収納できる 3Dタイプ、4枚収できる4Dタイプとがあります。 - マキシケース
12cmのマキシシングルCDを1枚収納できる薄手のケースです。リッドとボトムで構成され、通称2ピースタイプとも呼ばれます。
CDジャケットのサイズの決め方
日本レコード協会規格RIS203にて、コンパクトディスク用付属品に関する“標準タイプ”が推奨基準として定められていますので、CDジャケットのサイズを決める際に参考になさってください。
参考リンク:日本レコード協会ホームページ
ケースの種類 | 高さ | 幅 | 総厚*1 | |
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ジュエルケース用 | 119.5mm(±0.5mm) | 120~121mm | 1.8mm以下 | |
マルチケース用 | 2D・3Dタイプ | 4.2mm以下 | ||
4Dタイプ | 1.5mm以下 |
*1 折込みカードや添付物を含めた総厚(最厚部)
項目 | 紙質 | 連量 |
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表紙 | コート紙*2 | 110kgまたは135kg |
本文 | 上質紙またはコート紙 | 110kg以下 |
*2 コート紙にはマットコート紙を含む
CDジャケット印刷における注意点
使用するCDケースに合わせ、RIS203に準拠したサイズで作成すれば特に問題ないはずですが、特殊なケースやページ数の多いブックレットを使用したい場合は注意が必要です。
ブックレットの総厚を計算する場合は、以下の公式を目安に、数ミリ余裕を持たせると良いでしょう。なお、紙種ごとの厚みは取り扱い用紙一覧ページをご覧くだださい。
弊社のCDジャケットサイズ冊子をCDブックレットとしてご利用の場合は、本文/表紙の組み合わせによってはRIS203規格外となったり、場合によってはCDケースに収まらないことがございますのでご注意ください。 お手持ちのCDケースとサイズが合わなかった場合について弊社では一切の責任を負いかねますので予めご了承ください。