今日のテーマは名刺です。
ビジネスに欠かせない存在の名刺ですが、その由来はご存知ですか (・ω・ノ)ノ?
名刺の由来とは? 名刺の歴史
名刺の発祥は、古代中国の後漢ころにまで遡ります。
官僚、地主、文人などが屋敷を訪問する際に、門に設けられた郵便ポストのようなものに「刺」と呼ばれる姓名と身分を記した札を投じたのが始まりとのこと。「刺」に「名」を書いて使っていたものが現在では「名刺」と呼ばれるようになりました。
現在とは使い方が少し異なりますがこれが名刺のはじまりです。
名刺の最も古いものとしては、三国時代の呉の武将であった朱然の名刺が残されています。日本では江戸時代頃に、中国と同様に自分の訪問を知らせる目的で使われていました。
現在のように自分を紹介する目的で使われるようになったのは江戸末期からです。お役人が外国の方との交流に使い、後に社交の場で重宝されるようになったのです。
あいさつの際に名刺を交換する習慣は、もともと日本をはじめとした韓国や中国、東南アジアのものでした。しかし、近年では欧米でもあいさつの際に名刺交換をする習慣が一般化してきました。メールアドレスを交換する際に便利なことや、アジアとの取り引きが増えてきたことが一因となっています。
このようにアジアで名刺交換の習慣が生まれ、名刺文化として世界へと伝播しています。
名刺のサイズ
日本で一般的な名刺のサイズは91mmX55mm。普通型4号と呼ばれているサイズです。
これよりひとまわり小さな名刺を使われる女性も多いようです。サイズを小さくすることで女性らしさを表現できますね。
名刺のデザイン
デザインは白地に会社名や連絡先が基本ですが、カラフルなものや凝ったものを使われる方もたくさんいらっしゃいます。
また近頃は、QRコードをつけてホームページへアクセスを促したり、似顔絵や顔写真を載せて顔を憶えてもらったり。スタンプカードのように2つに折った名刺で情報量を増やしたり、と工夫されたものもよく見かけます。
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初めに名刺交換をして相手に十分な情報と安心感をお渡しすれば、仕事の機会が増えたり、仕事がよりスムーズに進みますよね。
ビジネスでとても重要な役割を果たす名刺、内容やデザインを定期的に見直すのもいいかも知れません。
この記事は2008年9月26日に公開したものを、2023年5月11日に更新しております。