夏至も過ぎ、梅雨の晴れ間の紫外線が気になる今日この頃。いよいよ夏が始まりますね。
今回のテーマは印刷物の「線数」についてです。
線数とは?
みなさまからご入稿いただく印刷物のデータは、文字(フォント)や線(ベジェ曲線)などのベクトルデータ、写真などのビットマップデータなど、さまざまな種類のデータを使って作成されています。
そのデータは最終的に、RIP(Raster Image Processor)でデータを解析し、ドット(網点)の集合として版に出力され印刷されます。
線数とは?
「線数」とは印刷物の精度(きめ細かさ)を示し、1インチあたりに並ぶ網点(の中心)の数のことです。
単位は「線」や「lpi(line per inch)」で表します。
175線(lpi)であれば1インチ当たり175個の網点で表現されることになります。
線数と用紙との関係
線数は用紙との関係も重要です。用紙の平滑度によって適切な線数は変わります。
新聞のようにざらざらした表面の用紙の場合、細かい網点が再現されにくいため85~133線程度で印刷されます。
カタログや写真集など商業用のオフセット印刷は、コート紙に175線~200線で印刷されるのが一般的です。
ウエーブでは、さらに網点の細かい「高精細印刷」を採用しています。
※画像はイメージです。