みなさまからご入稿いただきましたデータの確認をしていますと、塗り足しがないデータに頻繁に出会います。ウエーブのホームページ”よくある不備データ”の第3位に、「塗り足しなし」はランキングされています(・_・、)

仕上がりの際に紙の端まで色があるデザインの場合には、塗り足しは必要なものです。塗り足しがないと、断裁の誤差により印刷物の端に紙の白い色が出るものや出ないものができてしまい、綺麗に仕上がりません。

ウエーブでは印刷後にご注文サイズに断裁をしますが、その際に紙の位置にどうしても多少のずれが生じてしまいます。
誤差を最小限に抑えるために断裁オペレーターは日々努力を重ねていますが、誤差が印刷物に与える影響を少なくするために、データを作る際には下図のように塗り足しを作成しておく必要があります!

塗り足しし

photoshop画像のみのご入稿の場合には、画像サイズを仕上がりサイズより上下左右それぞれ3mmずつ大きく作成し、塗り足しを確保してください。

【例:仕上がりサイズが 120mm X 240mm の場合】
画像サイズ:126mm (120+3+3)X 246mm(240+3+3)となります。

データ作成ガイド:塗り足しとは? 

ウエーブでは製造工程をコンピューターにより一貫して管理し、高品質な商品をお届けできるシステムを整えています。断裁の工程も例外ではなく、コンピューターカットを導入しています。
コンピューターによりサイズを管理しているので、安全に作業できるだけでなく品質も非常に安定しています。

そんな中でも印刷物ができあがるまでの工程は、断裁の誤差のようにアナログな要因に影響される場合があります。そこが印刷の面白さや奥深さなのかも知れませんね。

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