皆さん、ご無沙汰しております。
今年の夏も暑いですね。上坂です。
さて、今回の留意点+は「ご入稿前のチェック事項+」です。
入稿データについて、弊社から確認のご連絡を差し上げる場合とは?
弊社ではご入稿後、お客様のデータを印刷可能かチェックさせて頂きます。
以下は、ご入稿頂いたデータに関して、弊社から確認のご連絡を差し上げる事項です。
- ① 文字のアウトライン化に関して(IndesignやIllustratorのPDF入稿はのぞく)
- ② サイズに関して(ご入稿のデータが、ご注文のサイズと一致しているか)
- ③ 使用画像に関して(リンク切れなど。)
- ④ 画像解像度に関して
- ⑤ その他
★ 上記の①~④に関しては本家の「データ作成ガイド」でもご紹介している通りです。今回はそれらに関しては割愛させて頂き、⑤の「その他」に関してのお話です。
★ ⑤「その他」=印刷作業はできるのですが…。という項目
⑤のその他の事項は、「印刷する事」自体には問題はないけれども、お客様のご希望の商品をお届けするにあたって、確認をさせて頂かなければならない事項などです。
ご存知の通り、弊社は受付時間によって発送予定日が変更となることがあります。
そのような確認事項があると、「印刷データは問題ないのにご連絡を頂くまで作業ができない→発送予定日が変わる→お客様にご迷惑をおかけする」ということになります。
そこで、どのような事で印刷作業を進行せずにご連絡を差し上げるかを、商品ごとにご紹介します。
フライヤー、折パンフレットに関して
天地の指定
天地の指定に関しては、本家の「データ作成ガイド」においてもご指定をお願いしておりますが、確実に正しい天地が確認できるデータに関しては、天地指定がない場合でも、ご連絡を差し上げるようなことは基本的にございません。
しかし、折り加工の入るデータに関しては、天地をご指定頂かないと「届いた商品を開いてみたら、天地が逆になってた…。」なんてことが起きる可能性があります。
例えば、三つ折りCの折パンフレットなどで、用紙を縦向きとして使用するデザインなどの場合は、特にご注意下さい。
必ず、出来上がりイメージをお客様で確認して頂き、天地のご指定をお願いいたします。
(お手数ですが、プリントアウトして表裏をあわせて頂くと確実ですよ。)
表紙の指定
先述の折パンフレットの場合、折ったときに表紙となる面が必ずあると思います。弊社のテンプレートには記載がございますが、テンプレートをご利用でない場合(変型の折りパンフレットなど)は、必ず表紙となる面をご指定下さい。
チケットに関して
横向きのチケットは、ミシン目位置が左右で変わります
チケットをご注文頂くとき、ミシン目加工を入れられることが多いと思います。
例えば、両面印刷のチケットを作成される場合、ミシン目から半券を切り離すタイプのデザインがあると思います。(整理券のような使用方法ですね。連番印字などがあるときなど。)
チケットが縦向きの場合はミシン目の位置は表裏で変わりませんが、そういったデザインの場合は、横向きの場合は表裏でミシン目の位置が左右逆となります。お気をつけ下さいね。
ポストカードなどに関して
ポストカードパック×4や名刺パック×4は、表裏にお気をつけ下さい
上記商品に関しては弊社のテンプレートをご利用頂く必要がありますが、チケットの場合と同じく表裏の位置が左右対称となりますのでご注意下さい。(また、横向きのポストカードなどは、天地の方向もご確認ください。絵面と宛名面が天地逆になっているケースもございます。)
ミラーケント紙のご注文は、ミラー面をご指定下さい
弊社テンプレートにも記載がございますが、弊社のミラーケント紙は片面は光沢のある面、反面はケント紙の用紙となります。表裏によって仕上りが全く異なりますので、どちらがミラー面となるかを必ずご指定下さいね。(弊社テンプレートでは、表面がミラー面となっておりますが、表面、裏面はお客様のデータによって異なることもあるため、表裏関係なく、ミラー面となる面をご指定下さい。)
…。いかがでしたでしょうか。
上記のようなご確認事項に関しては、ご連絡をさせていただいたときに、すぐにご回答を頂けるようであれば、受付日が変わることは基本的にはあまりないと思います。
ただ、お客様もご多忙であるかと存じますので、ご連絡がつかない場合などはメールでのご確認となり、そのお時間によっては受付日が変更となってしまう可能性が非常に高く、データ自体には不備はないのに、納期が遅れてしまうといったことが起こりえます。
本当に勝手を言って申し訳ないのですが、上記のような点にご留意いただけると、弊社と致しましても、スピーディにお客様のお手元に商品をお届けすることができると思います。
それでは、今回はこのあたりで。
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