文書の書き方

2016.03.24  

文例で見る、結婚報告はがきの書き方とマナー

文例で見る、結婚報告はがきの書き方とマナー

結婚が決まったら、やらなければいけないことがたくさんあります。そのうちのひとつに挙げられるのが結婚報告はがきです。もしかしたら、友人・知人などから受け取ったことがあるかもしれませんね。

これは結婚が決まったことを知らせるためのはがきですが、いざ結婚報告はがきを送ろうとなったときには、「何を書いたらよいのかわからない」という人が多いようです。また、結婚式や披露宴を行う場合は、その招待状を送ることもあります。

今回は、結婚報告はがきや招待状について文例を交えながら、その書き方について解説していきます。

はがきを送って結婚の報告

送るタイミング・時期

「結婚しました」と知らせるためのはがきが結婚報告はがきです。まだ結婚経験のない人であれば、はがきを出すタイミングを知らなくて当然です。
結婚報告はがきは、結婚した後、つまり結婚式が終わった後に送ります。そのため送る相手は、まず結婚式に参列してくれた人となります。そして、そのほかにお世話になった人や親戚、友人、知人などへ送ることとなります。

結婚報告はがきを出す時期

送る時期として、通常は挙式後1~3ヶ月以内に出します。例えば3月に挙式した場合、4~6月に結婚報告はがきを出すというイメージです。
ここで注意したいのが、12月に挙式を挙げた場合、1~3月に結婚報告はがきを出すことになりますが、このとき年賀状と兼用する人がいるようです。しかし結婚報告はがきは、年賀状や暑中見舞い、寒中見舞いとは別に出すべきものです。年賀状と兼用して済ませるのは、失礼なことだと覚えておきましょう。

挙式しない・挙式が遅くなる場合

結婚報告はがきは、たとえ結婚式を挙げていなくても送ることがマナーです。結婚報告はがきは、「結婚しました」と知らせることが目的です。そのため、引越しと同様に、その事実を報告するために送るのがマナーとなります。
なお、結婚報告はがきは挙式前に出すこともあります。このとき結婚報告はがきは、結婚式の招待状をかねたはがきとなります。多くの人が招待状を受け取って初めて、結婚する事実を知ることになります。

結婚式の招待状はがきが届いたら?

友人や知人から結婚式の招待状はがきが届いたら、どうしたらよいのでしょうか。招待状なので、まずは出席の回答をする必要がありますよね。ここでは、出席回答の書き方やマナーを解説します。

返信時のマナー

結婚式の招待状の返信マナー

結婚式の招待状が届いたら、できるだけ早めに返信をするのがマナーです。たとえ親しい友人でよく会話している相手でも、口頭ではなく、必ず返信用はがきを出すようにしてください。電話やメールでの返信はマナー違反となります。

返信はがきには出欠のどちらかに〇を付けましょう。自分に対して付いている敬称の「御(ご)」は二重線で消し、宛名の下の「行」を「様」に書き直します。なお、返信はがきには、毛筆か黒の万年筆を使用するのが基本です。
(※画像中の文字はわかりやすいように赤文字にしています。)

必要事項を記入したら、余白部分にお祝いのメッセージを添えて、祝福の気持ちを伝えるとよいですね。「ご結婚おめでとうございます。喜んで出席させていただきます。」や「喜んで出席させていただきます。」などのメッセージを添えてください。

欠席する場合

結婚式の招待状の返信マナー

もし欠席する場合は、返信はがきにおわびの言葉を添えるようにします。「おめでとうございます。ご招待ありがとうございます。どうしても都合がつかず、とても残念です。」というように、お祝いの言葉を述べたうえで、出席できなくて残念という気持ちを伝えてください。

欠席する場合でも、披露宴当日に会場へ祝電を送ると、その気持ちを喜んでもらえますよ。

結婚報告はがきの文例

それでは実際に結婚報告はがきはどのような内容を書けばよいのか、文例をご紹介します。送る相手にあわせ、参考にしてください。

親族、親戚への結婚報告はがきの文例

「このたび私たちは○月○日に結婚し、下記の住まいで新生活を始めました。お知らせが遅くなりましたが、ここに謹んでご報告申し上げます。ハネムーンも無事に終えて、迷いながらの生活も少し落ち着いてまいりました。
まだまだ未熟な二人ではありますが、どうぞ変わらぬご指導のほどお願い申し上げます。」

上司への結婚報告はがきの文例

「このたび私たちは○月○日に結婚いたしました。ここに謹んでご報告申し上げます。
なにぶん未熟な二人ではございますが、明るく楽しい家庭づくりに邁進してまいりたいと思っております。今後とも変わらぬご教示と励ましを頂けますよう心からお願い申し上げます。」

同僚、友人への結婚報告はがきの文例

「○月○日に私たちは結婚しました。7年間の長いつきあいも、ようやくハッピーエンドとなりました。これもひとえにみなさまのおかげと感謝しております。
新居は東京湾まで見渡せる高層マンションです。つめたく冷やしたビールを用意しておきますので、ぜひ遊びに来てください。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。」

まとめ

多くの人にとって、結婚は人生の大きなイベントのひとつです。だからこそ、「結婚しました」と知らせる結婚報告はがきは、できるだけ早い段階で送るのが好ましいです。結婚すれば、今度は出産報告はがきを出す機会が訪れるかもしれませんが、そうした家族に関わる幸せな知らせは、すぐに周りにも知らせましょう。
新しい人生のスタートとなる結婚。周囲に対して失礼とならないよう、マナーを守りたいものですね。

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