イラスト付きのサイン色紙や寄せ書き色紙のほか、購入特典や鑑賞特典、雑誌の付録用の複製色紙に、同人グッズでのご利用に!展覧会やイベントなどで大活躍の色紙印刷がWAVEから新登場!!
今回は色紙印刷のリリースを記念して、色紙のイロハをご紹介いたします!
色紙の由来
色紙(しきし)といえば、白地に金縁の四角い厚紙を思い浮かべる方が多いでしょう。有名人のサインが書かれていたり、寄せ書きとして利用したり…
実はこれ、日本独自の文化なのです。
現在の色紙は、「色紙形(しきしがた)」に由来するとされています。
本来の「色紙形」は平安時代、屏風や襖に描かれた画の中に、方形の区切りを作って、描かれた絵に則した歌や漢詩を書いたもののことです。博物館や歴史の教科書で見たことある方も多いのではないでしょうか。
直書きだったものが、次第に紙に書いて貼られるようになり、表具の手間を省くために、薄い紙から厚い紙へと変化していったとされています。
また、和歌集などお気に入りのページ(断簡=文書の切れはし)を方形の料紙(=文書や経典などの文字を書くときに使用する和紙)に表装し飾るようになったことで、現在の色紙に近い用途となりました。
色紙のサイズについて
大色紙(242mm×273mm)
現在の色紙が、色紙形に由来しているということは上記でも述べましたが、現在一般的なサイズとされているのが8寸×9寸(242mm×273mm)の色紙です。
A4よりも大きくB4よりも小さい。
サインや寄せ書き、お気に入りのイラストの色紙を保存しようにも、ぴったりのフォトフレームやバインダーは見つからないし・・・。「色紙ってなんでこんな中途半端なサイズなの!?」と感じておられる方はいらっしゃいませんか?
・・・はい、私です。(;’∀’) 8寸×9寸の尺貫法が基準だと理解すると、A判や一般的な写真や絵画の規格に合わないのも納得できますね。
ミニ色紙(寸松庵)
ミニ色紙は大色紙の1/4の大きさで、寸法は4寸×4寸5分(121mm×136mm)です。
ミニ色紙は別名「寸松庵(すんしょうあん)」と呼ばれます。なぜ「寸松庵」という呼び名かと言いますと…古今和歌集の写本の断簡「寸松庵色紙」に由来します。寸松庵色紙は、茶人の佐久間実勝が大徳寺に設けた茶室”寸松庵”に所蔵していたためこの呼び名となりました。
弊社でのお取り扱いは上記二つのサイズ(大色紙・寸松庵)となります。色紙にはその他にもさまざまなサイズが存在します。代表的なものを取り上げてみます。
小色紙
182×212mm(6寸×7寸)は、一般的な大きさの色紙よりひとまわり小ぶりのサイズです。大色紙に対して小色紙と呼ばれます。実はひと昔前に標準的に使われていたのは小色紙だったそうですよ。
豆色紙
豆色紙は76×76mmの手の平サイズ。姫色紙とも呼ばれています。縦横の辺の長さが同じ正方形が特徴です。
その他、二つ折りの色紙や短冊など、実は色紙の形状は様々。F4、F10などF規格の色紙もあるようです。
※サイズの記載に関してはお店などによって多少異なることがあります。
色紙に縦と横ってあるの?
色紙の縦と横、つまり縦長にするか横長にするかということですね。
短冊で考えると、長い方が縦という解釈となりますが、実際は特に使い方の決まりはありません。中に描き込む書や画のバランスで自由に設定していただけば構いません。額縁など飾りたいものによって使い分けるとよいですね。
印刷データを作成の際は、縦横の微妙な差異にご注意くださいね。
ちなみに色紙の表と裏についてもしばしば議論されるようですが、WAVEでは、白い面を表(印刷面)、銀箔が施された面を裏面とさせていただいております(`・ω・´)。
まとめ
ご家庭では難しい色紙印刷も、片面フルカラー印刷で1部(税込)¥2,200~からご用意しております。
IllustratorなどDTP専用のソフトがなくても大丈夫!画像ファイルやOfficeデータでのご入稿にもご対応しております。
「色紙」というだけあって、筆記性の高い用紙を採用しております!
印刷後にペンやスタンプでサインや押印を追加できるのが最大のポイント!寄せ書きや複製色紙、アート作品に。WAVEの色紙印刷をご活用ください。