印刷用語集

2010.09.27  

カーニング(文字詰め)

少し涼しくなり”秋の夜長に・・・”
と、とりわけ好きなミステリー小説を数冊購入しました。
小説のジャケットはどれも個性的で、タイトルの”文字”から何か訴えかけるものを感じ、ついつい”ジャケ買い”の衝動が起こります。

今回は、そういった”文字”そのものに着目したいと思います。
という訳で、今回のテーマは「カーニング」(文字詰め)です。

カーニング(文字詰め)とは?

文字と文字の間隔を調整することを「カーニング」といいます。「文字詰め」とも呼ばれます。

書体はイメージ通りなのに全体的にアンバランスで安定しない感じがする・・・。
などといった時にはカーニングによる調整が効果的な手段かもしれません。

カーニング

印刷物を制作される際には欠かす事が出来ない”文字”ですが、題名や見出し等、ここぞ!という所には特にこだわりたいものです。

カーニングは、書体とのバランスや感覚的な印象を補うために使用するので、”絶対こうでなければならない”という正解はありませんが、雑誌や電車の中吊りなど身の回りには意外と沢山の参考にできるものがありますので、今まで読み流していた「文字」そのものの組み方に注目してみるのも面白いですよ。

カーニング(文字詰め)機能はIllustratorなどAdobe社の製品は勿論、WordなどのMicroSoft社の製品にも備わっていますので、是非ご活用下さい。