イベントの集客に大きな役割を担うチケットのデザイン。どうせならおしゃれで素敵なデザインのチケットで集客効果をアップさせたいですよね。
そこでチケットや割引券・引換券のデザインについて、目的別にポイントをご紹介していきます。
チケットの役割
ライブやコンサート、映画、舞台、ミュージカルなどの公演イベントには入場券として「チケット」は欠かせませんね。また、お祭りやセールなどのイベントにおいても、引換券や割引券、福引券を事前に配布し集客に活用されたりもします。
イベントの前にまず私たちが手にするチケット。楽しみにしているイベントの場合、チケットを手にしたその時から、イベントへの期待がさらに膨らむことになるでしょう。
イベント自体の知名度が低い場合でも、チケットのデザインにより受け取った人がイベントへ興味を持ち、来場のきっかけとなるかもしれません。
また、チケットのデザインがおしゃれで素敵だとイベントが終わっても大切に保管してもらうことができ、それが次回のイベントへとつながっていくことにもなるかもしれません。
このように、チケットのデザインは、参加者の満足度を高めたりリピーターを増やしたりと、イベントにおいて思った以上に重要な役割を担っているといえます。
ライブチケットのデザイン
ライブチケットのデザインをおしゃれにするポイントは、ズバリ「ドキドキ・ワクワク感」です。 ファンの場合だとライブ当日まで何度でもチケットを眺めて、ドキドキ、ワクワクしながら憧れの人に会えることを想像するはずです。
実際にチケットを手にすることで、ライブやコンサートがより楽しみになるような、気持ちが高揚するようなチケットのデザインをオススメします。
アーティストを連想できるものを掲載
憧れの人がイメージできる要素を盛り込むとよいですね。たとえばシルエットであったり、アーティストがいつも使用しているギターなどがデザインされていればファンがそのアーティストを連想できて魅力的です。
ファンクラブやそのライブだけのロゴなんかがあれば特別感があってファンはさらに気持ちが高まります。
ただしチケットは限られた小さなスペース。そのため、日時や場所など必要情報を入れることを考慮して、デザインの大きさや位置を考えてくださいね。
ライブコンセプトにあったデザインと色使い
ライブやコンサートのチケットの場合には、色使いは大切なポイントになります。
ライブの時期やコンセプトなどと合っているのか、寒い時期なら暖色系を使えば温かみのある雰囲気が出せますし、暑い時期なら寒色系でさわやかで涼しい雰囲気が出せますね。色合いを白黒やセピア色で統一するのもおしゃれで素敵です。
その出演者をイメージする色使いに合わせてチケットを作成するのもいいでしょう。たとえば、青色系でまとめるとクールでスマートな印象、赤と黒の組みあわせは重厚で激しい印象を演出できます。パステルカラーを使えば可愛らしい雰囲気になります。
グループなどでイメージカラーがあれば、それをベースに使うのも良いでしょう。ファンは好きなアーティストのイメージカラーを大切にする傾向が強いため、おさえておきたいポイントです。
会場ごと、グループの場合にはメンバーごとに複数のデザインがあるのもよいかもしれません。複数のデザインのチケットをランダムに配布することで「どれが当たるか分からない」という楽しみが増して「ドキドキ・ワクワク感」が高まります。
文字をデザインしておしゃれに
デザインや色使いだけでなく文字のフォント選びも大きなポイントです。ライブやコンサートの雰囲気にあったフォント選びはもちろん、文字の大きさや太さによってもチケットのデザインの印象は大きく変わります。
また、文字に陰影をつけたり立体的にしたり、黒っぽい背景なら白抜き文字にするといった工夫もあります。フォントはすべてそろえる必要はなく、一部分だけ変えたり、クローズアップして目立たせたりするのも良いでしょう。
素材選びで雰囲気アップ
用紙選びもおしゃれなチケット作成の際の重要な要素です。チケットの用紙からも、アーティストのコンセプトやライブテーマを伝えることができます。
一般的なチケットはツヤのあるコート紙が主流です。ソフトなイメージならマットな質感の用紙、ハードなイメージなら表面に凹凸のある用紙、和風のイメージなら和紙や和紙に似た雰囲気の用紙など、伝えたいイメージに合わせた用紙を選んでみるのも良いでしょう。
そのほか、記念ライブやVIP席など特別感を演出したい場合は「箔押し加工」や「エンボス加工」などでワンポイントを加えてみるのもオススメです。
引換券のデザイン
チケットの用途として、商品や景品と引き換える「引換券」や「福引き券」もあります。
引換券は、店舗やイベントへの来店・来場の動機付けとなる役割を持っています。「どんなものと引き換えられるのか」と楽しみにしてもらえる、ワクワク感のあるデザインが求められるでしょう。
開催場所(どこで)や日時(いつ)、方法(どうやって)、条件(どうすれば)など、引き換えに必要な情報はパッとみてすぐに分かるように目立たせることが大切です。
とはいえ、文字だけでは面白みがありません。基本情報はしっかりと押さえつつ、引き換え前もチケットを見ることで楽しめるような背景や画像、イラストなどを使ってデザインすると良いでしょう。
まとめ
1枚の小さなチケットですが、さまざまな効果をもたらします。イベントの前なら、当日までそれを眺めるだけでワクワクした気持ちにさせてくれるでしょう。好きなアーティストのコンサートやライブなど期待が高いイベントなら、何度もチケットを見て楽しんでもらえるはずです。
また、イベント終了後にもチケットを見返すことで、その時の高揚感や興奮、盛り上がりなどを思い出したり、静かに余韻に浸ったりすることができ、素敵な思い出としてチケットを残しておくことができます。
ライブやコンサート、演奏会など、チケットのデザインは受け取り手の気持ちになり「どんなものが欲しいか」「どんなものなら楽しんでもらえるか」という視点でぜひアレンジしてみてください。
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