カッティングシートで切り文字や切り絵を作成し、オリジナルインテリアやグッズを作成できます。既製品の家具をリメイクするなどプチDIYに挑戦してみませんか?
しかし初めて使う人にとって、カッティングシートをキレイに貼るのはなかなか難しいものです。今回は既製の家具や小物、部屋の壁にカッティングシートを貼る際のポイントをご紹介します。
目次
カッティングシートの貼り方の種類
カッティングシートの貼り方には以下のような方法があります。
水を使って貼る「水貼り」
「水貼り」は貼付面とカッティングシートに水を吹きかけて貼付けていく方法です。弊社のホームページ上では水貼りの方法をご紹介しています。
水分がカッティングシートと貼付面の間に入ることで、すぐに接着せず位置合わせの修正が簡単にできます。窓ガラスや車のボンネットに施工する際によく使われる方法です。
熱を使った貼り方
「熱を加えることで伸縮性が生まれる」というカッティングシートの特性を利用し、シートを熱で伸ばしながら貼る方法です。水貼りとの併用もできます。シートを伸縮させながら、曲面に沿って貼ることができます。
そのままペタリ「ドライ貼り」
一般的なシールやステッカーと同様に、カッティングシートを台紙から剥がしそのまま貼付ける方法です。壁面やカウンターなど、平面に貼付ける場合におすすめです。また面積の小さいシートの貼付けにむいています。
家具や小物のリメイクに!熱を使ったカッティングシートの貼り方
まずご紹介するのは、ドライヤーを使ったカッティングシートの貼り方です。この方法は、カーブのある花瓶やテーブルなどにカッティングシートをキレイに貼ることができます。
ではさっそくその手順をご説明します。使用する道具は次の4点です。
- ドライヤー
- はさみ
- カッター
- へら(スキージー)
1、貼付面の汚れを落とす
貼付面の汚れやホコリはタオルなどでキレイに取り除きます。小さなゴミやホコリでも気泡の原因となりますので、丁寧に行ってください。
2、貼付け作業
カッティングシートとアプリケーションシートを台紙から剥がし空気が入らないように貼っていきます。
カーブ面はドライヤーを使い、熱を当てながら貼っていきます。
カッティングシートに熱を当てることで伸縮性が生まれ、引っ張って伸ばしながら貼ることが可能です。
アプリケーションシートの上からスキージでこすり、カッティングシートをしっかりと圧着させます。
3、アプリケーションシートを剥がして、完成!
しっかり付着させたらアプリケーションシートをゆっくりと剥がしていきます。 このとき、カッティングシートが一緒に剥がれてしまう場合は、再度アプリケーションシートの上からスキージで圧着してください。
この方法なら、テーブルや花瓶などのカーブが多いものでもカッティングシートを簡単かつキレイに貼付けることができます。ただし、熱を当て過ぎたり、カッティングシートを伸ばし過ぎたりしないように注意しましょう。
でこぼこの対象物にも適した「ドライ貼り」
カッティングシートを貼る場所にでこぼこがある際は、「ドライ貼り」がおすすめです。ドライ貼りは、通常のシールのように台紙から剥がして貼付けるだけなので、あまり時間がないときにも便利な方法です。また水を使えない小物や壁面にもむいています。
「ドライ貼り」の際に用意する道具は次の通りです。
準備するもの
- スキージー
- マスキングテープ(マーキングテープ)
- カッター
1、貼付面の清掃
対象物の貼る面を水で掃除しましょう。静電気があると失敗の原因になるため、あらかじめ掃除しておきます。
アプリケーションシートに転写
切り文字や複雑な模様の場合は、アプリケーションシートにカッティングシートを転写し貼付け作業を進めるとキレイに仕上がります。その際はカッティングシートとアプリケーションシートをしっかりと圧着します。
シールやステッカーのような1枚のシートの場合は、アプリケーションシートを使う必要はありません。
2、貼付位置をマーキング
貼る位置を決め、マスキングテープなどでマーキングします。
3、台紙を剥がす
カッティングシートを台紙から剥がします。アプリケーションシートを使用している場合は、アプリケーションシートごと台紙からゆっくり丁寧に剥がしてください。 カッティングシートの面積が大きい場合は、台紙を少しずつ剥がしながら作業を進めます。
またレイアウトに問題のない範囲でシートをカットし分割して作業を進める方法もあります。
4、貼付け作業
カッティングシートの端を固定して、アプリケーションシートの上からスキージーでこすり空気を抜きながら圧着します。凹凸の大きい面の場合は剥がれやすいので、特にしっかり圧着してください。
5、完成!
カッティングシートがしっかり圧着できたら完成です。
アプリケーションシートを使用している場合は、カッティングシートも剥がれてしまわないようにゆっくり丁寧に剥がしてください。空気が入っていた場合は、カッターで小さな穴を開けて空気を抜きます。
まとめ
カッティングシートは、家具や部屋の壁、車などを手軽に装飾できる方法のひとつです。
キッチンや冷蔵庫、テーブル、家具・小物など、身の回りのものをカッティングシートで装飾すると、既製品とはひと味違うオリジナリティを演出できます。
貼り方のポイントをおさえ、オリジナルインテリアや小物の作成などプチDIYを楽しんでください。
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