印刷のウエーブをご利用いただきありがとうございます。ブログメンバー李です。
2015年になってから、2週間以上が経ちましたが、改めてご挨拶をさせていただきます。
新年明けましておめでとうございます。2015年もどうぞよろしくお願い致します。
ウエーブでは、様々な画像形式でのご入稿を承っております。過去記事では、出力安定性の高い画像形式である、「PhotoshopEPS」のほか、「JPEG、GIF、PNG」についてご紹介いたしました。
ウエーブはPhotoshopEPSやPSDデータ以外の、JPEGやTIFFといった画像形式でのご入稿にも対応しております。
JPEGはよく知られた画像形式ですが、TIFFについてはよく知らない…という方もおられるのではないでしょうか?
今回はTIFFについて解説していきたいと思います!^^
TIFFとは?
TIFFは「ティフ」と読み、多くのアプリケーションソフトで編集が行える互換性の高い画像形式です。
TIFFは「Tagged Image File Format」の略で、名前のとおり、画像データの先頭部にファイル形式を記述するタグ(詳細な画像情報)が記録されています。
詳細な画像情報を持っているため、再現性に優れていますが、ファイルサイズは大きくなります。 高い解像度が必要な場合によく用いられているようですよ(・o・)ノ
ただしWEBでは扱えない形式なので、ブログなどにアップする場合にはJPEGなどに変換する必要があります。
TIFF画像の特徴
TIFFの特徴をまとめると以下のようになります。
- 再現性が高い(高解像度である)
- ファイルサイズが大きい
- WEBブラウザでは使えない
- 様々な圧縮方法がある
「再現性が高い」「ファイルサイズが大きい」ことはさきほどご説明しましたね。
次はTIFFの「圧縮」についてご説明します。
TIFF保存時の非圧縮・圧縮について
右の図のように、TIFF画像は「非圧縮で保存ができる特性」と「圧縮方法を選択できる特性」を持ちあわせています。
圧縮せずに保存すると、保存のたびの画像劣化が起こらず、画像品質を保ったままデータのやり取りが可能です。DTPや印刷現場で、非圧縮のTIFFが使われる理由がこれです。
ですので、ウエーブにTIFF形式のデータご入稿する際には、保存時に画像圧縮「なし」をお選びください!
LZW・ZIP・JPEGで圧縮して保存すると、データのサイズがグッと減ります。
しかしJPEGの圧縮方法は非可逆圧縮といって、保存に伴いデータが欠落・画質が低下していくため、注意が必要です。
Illustratorで配置する場合
TIFF画像をIllustratorに配置される際は埋め込みがオススメです。
リンク画像として配置すると、画像が保持するメタ情報(画像情報)が悪さをして、画像が回転してしまうトラブルが発生することがあります。画像の配置についてはデータ作成ガイドに詳しく掲載しております。
マルチTIFFとは?
また、TIFFには目的によって形式が少し異なったものがあります。
複合機などで作成される1つのファイルに複数の画像が入ったTIFFがそれに相当します。
マルチTIFFと呼ばれているそうですが、こちらのファイルはウエーブの画像入稿に対応しておりません。普段の画像編集ソフト(Photoshopなど)からも開くことができないようです。
まとめ
印刷業会ではメジャーなファイル形式TIFFについてご紹介いたしました。
データを損失なく保存できる特性はとても助かりますね。
しかし非圧縮のTIFFファイルはサイズが大きいため、編集する際はご注意ください。
また、圧縮のタイプも様々ありますので、ウエーブにご入稿予定のお客様は保存時に画像圧縮を必ず「なし」にしてください!
ウエーブはTIFF以外にもご入稿いただける画像形式があります。以下のページで詳しくご確認いただけますよ(v^ー°)
次回はBMP(ビットマップ)についてご紹介します。お楽しみに!