印刷のウエーブをご利用いただきありがとうございます。ブログメンバーの久松です。
ウエーブではご注文から出荷までに多くのスタッフが携わります。そのスタッフたちに話を聞き、スタッフだけが持つ情報をこのブログから発信していきます。
今回は、今後「新データ作成の留意点+」を担当する「データチェック(通称:DC)」の佐藤に話を聞いてまいりました。「データチェック」はコールセンターと並び、ウエーブでは数少ないお客さまに直接対応する部署です。そこで働くスタッフが教える「納期ずれ」や「イメージとの差異」を避けるデータの作り方とは…
目次
Q.データチェックはどのような業務をしているのですか?
佐藤:お客さまから入稿頂いたデータが、印刷物として適しているデータか確認しています。
また、データに不具合塗りたし不足、文字切れなどがあればお客さまに電話等でご連絡させて頂き、修正の依頼をご案内しております。
そういった点で、製造とサービスの2面性を持つ業務を行なっています。
Q.やりがいや、業務で特に気をつけている(心がけている)点を教えて下さい。
佐藤:頂いたデータは、少し大袈裟かもしれませんが、お客さまの血と汗と涙の結晶だと思い、入念に確認作業を行っています。
また、電話等でお客さまとやり取りさせて頂く場合、お客さまが何を求められているのか考え提案させていただいております。
納期?料金?何を優先されているのか察し、不具合があった場合でも出来るだけお客さまのご要望に応えられるよう、ご案内することを心がけています。
筆者:想像力を働かせるんですね。
佐藤:そうですね。お客さまのイメージと差異がないようにすることが大切です。
Q.よくある不具合ランキングベスト(ワースト?)3を教えて下さい。
第1位 【文字のアウトライン処理がされていない!】
佐藤:こちらは一部だけ、うっかり忘れた!と言う方も多いですね。
入稿頂く前はIllustratorの 「フォント検索」にて使用しているフォントがないか、確認して頂くのが有効な手段です!
また、一部処理漏れがないよう、レイヤーとオブジェクトともに全てのロックを解除して頂き、文字以外のオブジェクトも一旦全選択していただいた上でアウトライン処理を行っていただくと、漏れ無くアウトライン処理が可能です。是非、お試しください。
第2位 【配置画像の不足】
佐藤:こちらはお客さまと、データの保存場所等(フォルダの階層等)の環境が違うために、お客さまはどうしても気づきにくくなってしまいますね。
几帳面な方は「画像データは画像フォルダをさらに準備してまとめてっと。」っと思いますよね。只、入稿時には逆にそれが原因で「リンク切れ」になってしまうんですね。
Illustratorのファイルと配置画像のデータは同フォルダ・同階層にて入稿頂ければ、「リンク切れ」を起こす可能性は低くなります。
第3位 【注文内容とデータの相違】
こちらはillustratorの入稿時に限った事ではないのですが、何気に多いです。
例えば仕上がりサイズが注文内容はA3サイズに対して、データはA4サイズ等ですね。
上記の例でご説明させていただくと、データ通りA4でご希望の場合、すぐ連絡がついた場合は弊社にて注文内容を変更する事ができるので、ご希望の納期に影響することはないのですが、運悪く連絡がつかなかった場合、、、ご返事を頂いた日が受付日になってしまいますので、納期に影響を与えてしまったりと。。
やはり事前に注文内容とデータに相違がないか、一旦、注文内容入力後に、確認して頂く事が重要ですね。
Q.データの窓口が教えるおすすめの紙は何ですか?
筆者:ウエーブのスタッフなら「推し紙」自分の好きな(推している)紙ありますよね。
佐藤:私の用紙のイチオシはサテン金藤です!こちらの用紙は「ダル系」と言いまして、印刷された部分のみ光沢がでて、白紙の状態ではマット、つまり光沢を抑えた状態になる優れた用紙なんです。
写真には光沢感がほしい!けど、紙地が光ってしまって文字が読みにくくなるのは避けたい!等、そんな欲張りなご要望なアナタに・・・。文章量が多い印刷物にもオススメですね。
筆者:さ、さすがッスね!
私はコート紙、マットコート紙、上質紙の3冠も、最近おすすめしています。使用できる商品の範囲も広く、なんといってもコストパフォーマンスが良いですよ!
ちょっと新商品情報
1月30日からデジタルオフセット印刷、オンデマンド印刷でも、コート紙、マットコート紙、上質紙を使用したチラシ/フライヤー印刷をご注文いただけるようになりました。
さらに安く、早く!部数も10部からご選択いただけますので、お客さまの必要な分だけご注文可能です。オフセット印刷より品質は劣りますが、お客さまの用途に合わせてお選びください。
デジタルオフセット印刷は、2014年6月17日をもちましてオンデマンド印刷と統合いたしました。デジタルオフセット印刷の用紙、加工オプション等はオンデマンド印刷でご利用いただけます。
Q.テンプレートでの入稿数はどのくらいですか?
佐藤:主観ですが3から4割程ですかね。テンプレートを使用する事で、塗り足しの不足や、文字が切れてしまう事を防ぎやすくなるので、是非、使用してみてください。
また、回数券など商品によっては、テンプレートの使用が必須となっているものもあります。
最近リリースされたオリジナルスタンプもテンプレート必須です!
筆者:本当に便利だと思いますね。
佐藤:テンプレートを使ったアレンジも出来ると思います。
Q.このデータの作り方は参考にしたいと関心した手法はありますか?
佐藤:ノーコメントです。(笑)
筆者:(;´゚д゚`)
佐藤:お客さまのデータに関しては部外秘です!鉄則です!
筆者:ですよね…。
Q.(対応されているときなど)雰囲気はどうですか?
佐藤:弊社のお客さまは理解力があるお客さまが多いと個人的に思っています。
筆者:おお!
佐藤:私も丁寧な対応を心がけています。
Q.お客さまへ向けて一言お願いします。
佐藤:色々お話させて頂きましたが、実は私はデザイン制作の経験があるんです。。ですから、入稿頂いたデータに、どれだけの時間を費やしているか、どれだけの体力、精神力を費やし、制作物ができるのか、多少なり制作者様(お客さま)の気持ちが分かると思っております。
その中でお客さまが持っている仕上がりイメージに相違がなくきちんと商品をお届けできますよう、日々確認させて頂いておりますので、安心してご入稿ください!
お客さまの入稿を心よりお待ちしております。 (・・・出来れば完全データ不具合のなく、すぐに印刷に進める完璧なデータで。)
インタビューに答えていただいた佐藤をはじめ、ウエーブのスタッフは「確かな技術」と「多くのお客さまに応対する知識」を持ちあわせています。初めてのご入稿の際も、スタッフが詳しく説明をさせていただきますので、お気軽にご注文ください。
冒頭にもご紹介しましたが今後、佐藤は「新データ作成の留意点+」を担当します。お客さまに役立つ情報を配信していきますので、ご期待ください(ΦωΦ)