印刷用語集

2022.02.10  

合紙(あいし)と合紙(ごうし)の違いとは?

いつも印刷のウエーブをご利用いただきありがとうございます。

本日は、合紙(あいし)合紙(ごうし)の違いについてご紹介します。
同じ表記で読み方違いの言葉ですが、印刷用語としてそれぞれに意味があります。
印刷用語の雑学として、ぜひご覧ください。

合紙(あいし)とは

まずは合紙(あいし)について。
印刷時の裏移り防止や数量確認の目安として、印刷物の間に挟む紙や行為を示しています。同じ意味として「間紙」と表記し、「あいし」「あいがみ」と呼ばれることもあります。

あいしウエーブでご注文いただいた際には、梱包の安定と汚れから守るために、一部商品の一番下には合紙が敷いてあります。
(両面印刷を注文したのに裏面が真っ白だ!となった場合は、下に敷いた合紙の可能性があります。一度梱包を解いていただき確認をお願いいたします。)

合紙(ごうし)とは

印刷した用紙と厚紙を貼り付け、紙の厚みや強度を確保した用紙を指します。スケッチブックの表紙や絵本といった強度が欲しいものに合紙が多く使われていますよ。

合紙製本が開きやすいのはなぜ?

合紙製本は、片面印刷した見開きのページを2つ折りし、ページの間に厚紙を挟み込んで製本します。PUR製本冊子とは異なり背の部分に糊はつけません。そのため、背が固定されていないので180度しっかりと見開くことができます。

ごうし1ページの強度を増した冊子を合紙製本冊子と呼び、絵本や図鑑などに使われています。

同じ表記の専門用語を使う場合は読み手意識に

このように、同じ表記でも読み方が異なる印刷専門用語があります。
今回ご紹介した、合紙(あいし)と合紙(ごうし)を同時に使用する場面では、読み手側を意識して合紙(あいし)を間紙(あいし)と表記し、間違いを防ぐことも大切ですね。