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突然ですが、郵便番号の枠について意識したことはありますか？郵便番号の枠とは、はがきや封筒の上部に印字された“7桁の枠”です。

今回はこの7桁の枠、郵便番号の枠にズームイン♪知っておいて損はない！「封筒」の豆知識」の番外編として、郵便番号の「枠」についてご紹介します。

郵便番号はいつから？

昭和43年7月1日からはじまった郵便番号制度。当時の郵便番号は3桁または5桁でしたが、平成10年2月2日に7桁になりました。（それまでの郵便番号の末尾に4桁または2桁が付け加えられました。）

郵便番号制度が開始された7月1日は「郵便番号記念日」に制定されているよ♪

7桁に変わった理由は？

区分機により郵便物を配達順に並べ、配達の効率化を図る狙いで郵便番号の7桁化が導入されました。また、7桁になることで、町域や大きなビルの階層なども郵便番号で指定できるようになりました。
区分機自体は1960年代から開発がされているそうですが、全国的に広がったのは1980年代以降です。

現在、引受側の郵便局では、区分機で郵便番号とあて名を合わせて読み取り、住所全体を表すバーコードを透明なインクで印字し、以後の処理は、バーコードを読み取って行っています。（カスタマーバーコードが印字されている場合は、それを読み取って処理します。）

このように、郵便番号7桁とバーコード導入で、より細かな区分け・集配物の管理が可能になりました。

郵便番号の枠の色は決まっていますか？

私製でハガキや封筒を作ろうと思うのですが、郵便番号枠の色は決められているの？

郵便番号の枠を設ける際は、朱色または金赤色と決まりがあるよ。

郵便番号を読み取る機械は、黒や青のインクを認識して読み込み・振り分けをしています。そのため郵便番号と同じ色で枠を印刷してしまうと、読み込みを妨げてしまうため朱色または金赤色と決められています。

大きさにも決まりがある

郵便番号枠の色に決まりがあるように、枠の大きさにも決まりがあります。
3桁の枠およびハイフンの太さは、0.4から0.6mmとし、下4けたの枠の太さは、0.2から0.4mmなどとても細かく決まっています。
詳細は、郵便局様『郵便番号・バーコードマニュアル・郵便番号枠』をご確認ください。

郵便番号の枠ってなくてもいいの？

市販の封筒を購入したら郵便番号の枠がありませんでした。
郵便番号枠は自分で書いた方がいいの？

購入した封筒に郵便番号枠がない場合は、そのまま使用してね。
別途郵便枠を設けなくても問題ありません。

郵便物を区分する機械は、郵便番号のみを読み取るので郵便番号枠は必要ありません。郵便番号をしっかりと記入すれば大丈夫ですよ。

また、「〒」や「郵便番号」などの表記を郵便番号の前に書いてしまうと、機械で読み取りにくくなってしまうので表記しないようにしましょう。
郵便番号・バーコードマニュアル・あて名の記載

前回の「封筒の豆知識」では割愛した郵便番号枠についてご紹介いたしました。これからも印刷物に関する“ちょっと知りたい豆知識”をどんどん紹介していきたいと思います！ヾ(･∀･)ﾉ