6月はもう夏。夏野菜もかなり出回ってきます。
店頭に並ぶ夏野菜は、暑気を取り、暑い季節にも食事がチャンと取れるようにしてくれるもの。
その中で、ナンキンは、まだ梅雨時で、朝晩は冷え込んだり、時には昼間も気温が上がらなかったりするこの季節にピッタリ。
それは、ナンキンが、体を温めてくれるほかに、さまざまな効果を持っているからです。
「ナンキン」の栄養価は?
ナンキンの栄養価と効果
- アンチエイジング効果:ビタミンC、ビタミンE、β-カロテン
- 高血圧・むくみ・こむら返りの防止効果:カリウム
- 皮膚・粘膜の健康維持、抗がん作用:β-カロテン
- 免疫賦活作用:β-カロテン
- 抗がん作用:β-カロテン、ビタミンC など
- 便秘の予防・解消:食物繊維
それに余っても、カンタンにかなり長い間保存できるようになります。
皆さんも、ナンキンで、晴れか雨かによって寒暖差が激しい梅雨時を元気に乗り切りましょう!
余ったらどうする? すぐ使わない時はどうする?
ナンキンは、ワタを取って、ワタを取った部分に「お弁当の傷み止めシート」を当てがってビニールに入れ、冷蔵庫に入れておけば、1週間は大丈夫です。
1週間以上保存したいときは、冷凍します。その場合は、すぐ使えるように、ワタだけでなく、皮も取って、さらに使えるサイズまで切ってから、ビニール袋またはポリ袋に入れて、今度は口をしっかり縛って、フリーザーに入れます。
【ナンキンを使った簡単料理】
まずは下ごしらえから。
- 厚さ1cm程度のくし形に切ってから、皮をナイフか包丁で切って落とす。
- 種のところは、手で抜き取るか、包丁で切り落とす。
1→2が済むと、一切れにつき、こうなる!
- 残った部分を、一切れにつきザックリ四つに切る。
- さっと水にくぐらせ、全部まとめてラップに包んでレンチン。
フタ付き容器にお水をナンキンが半分くらいつかるくらいに入れて、レンチンすると、一度に大量のレンチン処理ができます。
以下、レンチン時間は、
【メニュー1】 蒸しナンキン(あとから味付け)
- 下ごしらえ4で、レンチン時間を600Wなら3分程度にします。
- ナンキンをラップから出してお皿に盛り付け、市販のそばつゆか、ソーメンつゆ(どちらもストレートタイプを選ぶ)か、焼肉ソースをかけます。
【メニュー2】 蒸しナンキン(レンチンする時から味付け)
- 下ごしらえ4で、ナンキンはふたつき容器に入れて、上から出し醤油または麺つゆ大さじ3とみりん大さじ3 とをかけて、フリフリしてからふたをします。
- レンチン時間は600Wでふたをして2分、フタをはずして2分。柔らかいのがお好みなら、フタをしてのレンチンを4分にしてください。
- 汁ごと盛り付けます。
- 濃い味がお好みなら、汁だけ容器に残してナンキンを取り出してから、フタを外して4 分レンチンして、濃くなったお汁をナンキンの上からかけます。
- 暑い日には、冷蔵庫で冷やしていただきます。
【メニュー3】 ナンキンのみのホットサラダ(形が有るタイプ)
- 下ごしらえ4で、レンチン時間を600Wなら3分程度にします。
- ナンキンをラップから出してお皿に盛り付け、ドレッシングまたはマヨネーズまたはマヨネーズの醤油割+カツオブシをかけます。
【メニュー4】 ナンキンのみのホットサラダ(形がないタイプ)
- 下ごしらえ4で、レンチン時間を600Wなら4分程度にします。
- ナンキンをラップから出してお皿等に出して、スプーンやしゃもじで軽くつぶします。
- そのまま冷まします。
- 冷めたら、戻したレーズンや、白菜の軸の部分、などほかの野菜をザックリ混ぜ合わせ、ドレッシングまたはマヨネーズをかけます。
【メニュー5】 クリーミーマヨサラダ(形がないタイプ)
- 下ごしらえ4で、レンチン時間を600Wなら4分程度にします。
- ナンキンをラップから出してお皿等に出して、温かいうちにスプーンやしゃもじで軽くつぶします。
- 少し冷えてきたら、マヨネーズを混ぜ込みます。
【メニュー6】 蒸しナンキン入りサラダ
- 下ごしらえ4で、レンチン時間を600Wなら4分程度にします。
- ナンキンをラップのまま放置して室温にします。
- お好みのサラダの上に載せます。
【メニュー7】 蒸しナンキンのせカナッペ
- 下ごしらえ4で、レンチン時間を600Wなら4分程度にします。
- ナンキンをラップのまま放置して室温にします。
- クラッカーの上にクリームチーズかマヨネーズを載せます。
- 蒸しナンキンやお好みの具材をオシャレに飾ります。
蒸しナンキン、枝豆、ブロッコリー、生ハムを載せました。
【メニュー8】 ナンキンとクリームチーズの和え物
- 下ごしらえ4で、レンチン時間を600Wなら4分程度にします。
- ナンキンをラップから出してお皿等に出して、温かいうちにスプーンやしゃもじで軽くつぶします。
- 少し冷えてきたら、ナンキンと同量から3分の1程度の量のクリームチーズを混ぜ込みます。ラムレーズン入りのクリームチーズにすると、オシャレに仕上がります。
【メニュー9】 ナンキンとツナの和え物
- 下ごしらえ4で、レンチン時間を600Wなら4分程度にします。
- ナンキンをラップから出してお皿等に出して、温かいうちにスプーンやしゃもじで軽くつぶします。
- ツナ缶1缶の汁気を切って軽くほぐし、2に混ぜ込みます。
【メニュー10】 ナンキンの簡単スープ
- 下ごしらえ4で、レンチン時間を600Wなら4分程度にします。
- ナンキンをラップから出してお皿等に出して、温かいうちにスプーンやしゃもじで軽くつぶします。
- 温めた牛乳150cc程度を注いでよく混ぜます。
- 軽く塩コショウで味付けします。しっかり味をお好みの場合は、例の丸鶏がらスープの素を、スープが熱いうちに混ぜ込むか、少量のお湯で溶かして混ぜ込みます。
- 有れば、生クリームを大さじ1杯入れると、さらに美味。
1. 大量にレンチンする時は、ラップでくるむのではなく、ふた付きでレンチン出来る容器を活用します。水をくぐらせる代わりに、上から水を深さ 5mm 程度入れて、その中でナンキンを軽く混ぜて、表面全体に水がつくようにします。
これで、このナンキンの5分の3くらいを使っています。
2. その上から、フワッとラップをかけ、レンジOKのフタをして、レンチンします。
3. レンチン後、ふた付き容器の中で、しゃもじでつぶしていきます。塩・胡椒または丸鶏がらスープの素をここに振り入れます。
4. ここまでトロトロになったら混ぜ方終了!
5. レンチン容器の中でとろとろになり、味付けも終了しているナンキンの上から温めた牛乳を入れて軽く混ぜ、レンチン容器を一人分ずつの容器の上で傾けて、出来上がったスープを流し入れます。
6. 生クリームをフワッとかけます。
7. あれば、何かグリーンをのせます。今日は、サラダ水菜の葉っばを飾りました。
【メニュー11】 ナンキンのせカレー
(夏野菜カレーのナンキンだけバージョン)
- 下ごしらえのレンチン時間は600Wなら3分程度にします。
- レンチンナンキンは、ラップを取って、しばらく冷まして乾燥させて、カレーの上においても水気が垂れないようにしておきます。
- 10分程度空気にさらしたら、カレーの上にオン!
お好みで、カットしたトマトやヘタを取ってレンチンしたオクラをのせると、黄・赤・緑の3色で、オシャレ。
【メニュー12】 ナンキンのミートソース和え
- 下ごしらえ4で、レンチン時間を600Wなら2分程度にします。
- グラタン皿や耐熱皿に、(できればサラダ油を塗ってから)レンチンナンキンを並べます。
- その上から、市販のミートソースをお好みの量だけかけます。
- ふた無しで600Wで約3分(ミートソースたっぷりなら長めに)、加熱します。
【メニュー13】 ナンキンのピザ風
- 下ごしらえ4で、レンチン時間を600Wなら2分程度にします。
- グラタン皿や耐熱皿に、(できればサラダ油を塗ってから)レンチンナンキンを並べます。
- その上から、市販のピザソースをかけます。さらにその上から、溶けるチーズをかけます。
- オーブントースターで約3分、チーズが溶けるまで加熱します。
【メニュー14】 ナンキンのぜんざい風
- 下ごしらえ4で、レンチン時間を600Wなら3分程度にします。
- 市販のぜんざい・お汁粉を温めます。
- 温めたぜんざいかお汁粉の中に、レンチンナンキンを入れます。
超簡単レシピなのに、おいしくて栄養も効果もバッチリ。彩りもキレイで食卓が豊かに!ぜひ、お試しください!!