こんにちわ、印刷のウエーブの橋本です。
ウエーブでは色々な製品が用意されているのですが、何だかんだと言っても折り加工が好きな私です。
会社に入って初めに研修したのが折り加工の現場だったせいでしょうか。
そんな折り加工にまつわる話の中で、新聞紙でも半分ずつ25回折ると富士山ぐらいの高さになるという話が出てきました。さすがに富士山ってことはないでしょうというわけで、さっそくチャレンジしてみたのですが、
…まあ6回目の折りぐらいで挫折することになりました。紙は小さくなっていくし、何より厚みがすごいことになるのです。
チャレンジに使用した用紙が、B5のコート紙110kgぐらいの紙だったのですが、7回目の折りはできず、6回が限度でした。
というのも、紙は1回折るごとに厚みが2倍になっていきます。
つまり、6回折った時点で2×2×2×2×2×2となるわけで、およそ64倍の厚みになるわけです。そのため、仮に折った元の紙が0.1mmの厚みだったとしても、約6.4mmの厚さになってしまうというわけです。
この計算を、25回分繰り返したら、紙の厚みはおおよそ3000メートルを超すぐらいになるようです。
理屈はともかく、厚みがあると折るのが大変ということはよく分かりました(´・ω・`)
180kg以上の厚紙を折ることはできますか?(´・ω・`)
ところで、ウエーブにもしばしば180kg以上の厚紙を折りたいというご希望が寄せられることがあります。
富士山ほどの厚みでは全くありませんが、180kgもかなり厚い用紙となりますので、折り加工はお受けできない用紙になります。
が、しかし、折りやすいように折り目を入れた状態で納品させていただく、スジ入れ加工であればご対応可能です。
折り加工とは異なりますが、厚紙を折ってお使いいただく場合、ご検討いただきたいオプションになります。
また、スタンプカード印刷は印刷とスジ入れ加工(1本)がセットになった商品ですので、合わせてご検討いただけますと幸いです。
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3つ折りや観音折りをするためにスジ入れできませんか?(´・ω・`)
さて、スジ入れ加工といえば、スタンプカードのように2つ折りにする用途が主な使い方かと思います。
ただ、中には3つ折りや観音折りにして使いたいといったご要望もいただきます。
スジ入れ加工を2本以上入れることで、3つ折りや観音折りにしていただくことも可能にはなります。しかしながら、ご注意いただきたい点があります。
◎ 折る方向が限られます
加工の工程上、スジ入れ加工は片方の面のみに入ります。
従いまして、同一面に山折りと谷折りが混在するスジの入れ方はできません。
そのため、3つ折りCは大丈夫ですが、3つ折りZにはできませんのでご了承ください。
◎ 紙の厚みにご注意ください
富士山の例ではないですが、紙は重なれば重なるほど厚くなります。
3つ折りや観音折りにしていただく場合、折っていただいても紙の持つ厚みによって多少開いてしまう可能性が高くなります。
この点につきましては、品質として保証するのが非常に困難な部分となりますので、あらかじめご了承ください。
このように、スジ入れ加工は折り加工とは違った特色を持ったオプションですが、使い方によって色々な可能性が広がりそうなオプションですね。
ご検討いただけますと幸いです。
では、今回はこのあたりで失礼させていただきます。
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