いつも印刷のウエーブをご利用いただきありがとうございます。
印刷物のデザインは「文字切れをしないように仕上がり線よりも内側に配置してください」と日頃からご案内しておりますが、あえて文字が断ち切るようにデザインされているデータもありますよね。
その際、デザインなのか、文字切れなのか判断が難しく不備データとしてお客様へ連絡を入れることがあります。問題なく進めて良い時にこの確認は時間のロスになってしまいますよね。(場合によっては納期がずれてしまうことも。)
本日は文字切れ、断ち切りデザインのデータについてご紹介してまいります。
断ち切りデザインとは
通常は、文字やオブジェクトは印刷物の中に納まるようにデザインしますが、敢えてはみ出してデザインすることを断ち切りデザインと言います。
断ち切りデザインは、インパクトや勢いを表現するための手段として用いられます。
これらのデザインは仕上がり線を超えて文字やオブジェクトが配置されています。
断ち切りデザインと、文字切れとの違い
断ち切りデザインと文字切れとの違いはなにか、みてみましょう。
必要な情報は仕上がり線よりも内側に
断ち切りデザインと文字切れとの違いは「必要な情報がしっかり読み取れるか」です。大事な情報が、仕上がり線を超えて配置されてしまうと情報が欠落し読み取ることができません。
断ち切りデザインとしてデータを作成する場合は、開催日時や場所、連絡先などの重要な情報は必ず仕上がり線から3mm以上内側に配置するようにしましょう。
その他のタイトルやコピーなど、アイキャッチにあたる部分は可読できる範囲でデザインされるとインパクトや勢いのあるデザインになります。
断ち切りデザインは、入稿時に指示を入れるとスムーズです
入稿いただいたデータで進める場合は、入稿時に連絡欄へ一言ご入力いただくか、入稿データと合わせて印刷指示書を入れていただくと、データチェック担当者は「文字切れではない」と判断できるため、そのまま印刷工程へ進められます。
事前に断ち切りのデザインにて進める旨をお伝えいただけなかった場合は、データのチェック担当者よりご連絡を差し上げる場合があります。
入稿時に備考欄へ記入
WEBアップロード入稿時に連絡欄へ「タイトル部分は断ち切りのデザインです。そのまま進めてください。」など事前に○○はデザインと分かる旨を一言入力いただくとスムーズです。
印刷指示書を合わせて入稿
入稿データと印刷指示書を合わせて入稿いただく方法もございます。
印刷範囲にかからない部分(トリムマークよりも外側)に指示を入れ、画像ファイルで書き出しをお願いいたします。
断ち切りデザインを取り入れることで、アイキャッチ効果が高まり、販促や集客効果も期待できます。
断ち切りデザインのデータをご入稿の際には、スムーズに印刷工程へ進めるためにも、ぜひ一言お伝えいただけますと幸いです。