レンチキュラー3D印刷商品は、2012年8月22日をもちましてお取り扱いを終了させていただきました。ご利用いただきありがとうございました。
以前4コマのネタ(ウエーブちゃん_46 「3D技術」)になっていましたが、印刷でもついに3Dが再現できるようになりました。
と言いましても、「印刷で3Dなんてどうやってやってるの?」「3Dテレビみたいにメガネいるんじゃないの?」「本当に立体に見えるの?」などなど疑問に思っている方もおられるかと思います。
そこで、今日は新商品の「レンチキュラー3D印刷」とは一体どんなものなのか、すこし説明させていただこうと思います。
こちらがレンチキュラー3D印刷のサンプルです↓
…いかがでしょう?
実物を見て頂いた方が分かりやすいかと思いましたが、実は写真になってしまうと、人間の目で見たような効果が再現できません。
レンチキュラー3D印刷は、“人間の目の錯覚”を利用して表現する印刷なのです。
人間の目は左右の目を通して立体を認識するようにできています。例えば片方の目をつぶった状態だと遠近感がつかみ難かったりしませんか?
レンチキュラー3D印刷に利用する「レンチキュラーレンズ」(下図参照)は、左右に別々の画像を表示させる仕組みを持っています。この仕組みを利用し、右目用と左目用の角度を変えた画像を印刷すると、立体画像ができあがるわけです。
個人的な感覚ですが、対象が手前に1、2cmほど飛び出しているような立体感を感じます。3Dテレビや3D映画のように専用のメガネは必要ありません。
ウエーブではこういったレンチキュラーの仕組みを利用した6種類のレンチキュラー効果をご用意しています。
まず、3D印刷の代表格(?)「3Dデプス」、そしてレイヤーごとに奥行きを出せる「レイヤー3D」、そして一番一般的な「チェンジング」。
このチェンジングは"左右の目に違う情報を送る"という3Dの仕組みではなく、"見る場所によって画像を変える"という仕組みを利用します。昔ブームになった、だっこちゃんの目をイメージして頂くとわかりやすいかと思います。
他にも、この"見る場所によって画像を変える"という仕組みを利用して、「アニメーション」と「ズーム」といったレンチキュラー効果があります。
3Dデプスやレイヤー3Dは画像で紹介できませんが、チェンジングはこういった感じです。↓
角度を変えると、犬と猫の写真が交互に現れます。チェンジングはデータ作成もしやすくオススメの効果です。