Photoshop

2018.02.27  

画像補正のきほんの「き」-色味の補正-

画像補正のきほんの「き」-色味の補正-

担当スタッフこんにちは。写真をみながら「こんなところにシワがあるはずないんだけど。」と思ったことは一度や二度ではないハヤカワです。
今回のテーマは、画像補正のきほんの「き」と称しまして、印刷物に使う画像の調整についてご紹介します。

デジタルカメラのプレビュー画面で見栄えがする写真画像でも、パソコンの画面で大きく見ると、少し暗く感じることはありませんか?さらに印刷データにするためRGBデータからCMYKデータへとカラーモードを変換するとさらに暗く濁ってなんだか眠い印象に…

※コントラストが少し足りない画像やフィルターがかかったようなスッキリしない状態の画像を、眠い画像とか眠たい画像と表現します。

印刷用語集「眠い」

このまま印刷したらどーなっちゃうの?!

そこで今回は、写真補正の基本ポイントについてご紹介していきます。Photoshopは、ほぼ触ったことのないハヤカワが、弊社デザイナーに画像補正のコツを聞いてきましたよ!初心者目線でお届けします。

「思っているより少し明るめ、ハッキリめ」がポイント!

…この写真の食べ物、あんまりおいしそうじゃないなー。

せっかくの集合写真なのに、空がもやっとしていて、お天気が悪そう。人の表情までもなんだか曇ってみえちゃうわ。

眠い画像もメリハリのある画像にしようではありませんか!ズバリ!写真は「思っているより少し明るめ、ハッキリめ」が補正のポイントですよ。

早速、写真の補正をはじめましょう♪

調整レイヤーを利用しよう

調整レイヤーをレイヤーパレットから選択

画像の補正には、修正が容易な調整レイヤーを利用しましょう。

レイヤーパレットの「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」(または、メニューバーのレイヤー > 新規調整レイヤー)から、調整レイヤーの種類を選択します。

彩度を上げて、鮮やかな写真に

彩度を調整

最も簡単に写真にメリハリをつけられるのが彩度の調整です。

CMYK変換後に彩度を10~15上げることで食べ物はよりおいしそうに、人の顔色もより明るくなり鮮やかな画像になります。

彩度を上げると明るく鮮やかに

ただし、人物が写っている写真はお気をつけください。彩度を上げすぎると肌色が白飛びする場合があります。あくまでも”とばない程度”の明るさを心がけてください。

「彩度を上げるなんて知ってるよ。」「彩度の調整だけではうまくいかないな…」という方はさらに踏み込んで、レベル補正を使ってみましょう。

レベル補正でメリハリはっきり

レベル補正ではっきりと

レベル補正は、画像の色調やカラーバランスおよび、シャドウ・ハイライトなどの調整ができます。ヒストグラムのスライダを左右に動かすことで調整します。

上記に例示した画像は、全体的に白っぽい(露出が高め)画像だったので、濃い色(シャドウと中間調)を調整し、濃い色をより濃く、メリハリの効いた写真に補正してみました。

レベル補正

ハイライト

向かって右のつまみがハイライト。ハイライトスライダを左方向に動かすことで、明るい部分がさらに明るくなります。

中間調

真ん中のつまみは中間調。中間調のつまみを右に動かすと暗くなり、左に動かすと白っぽくなります。

シャドウ

向かって左のつまみがシャドウです。シャドウスライダを右に動かすと暗いところが更に暗くなります。

トーンカーブでバランスよく調整

トーンカーブでバランスよく調整

トーンカーブは、暗すぎる画像を明るくしたり、コントラストの調整など画像全体の色調やカラーをバランスよく調整できます。レベル補正と彩度をまとめて調整できるとイメージしていただくと分かりやすいでしょうか。

例示のステーキ画像の場合、トーンカーブをS字カーブ状にすることで、明るい部分はさらに明るく、暗い部分はより暗くして画像にメリハリをつけました。

トーンカーブ

さて、補正前の写真と補正後の写真を比較するとどうでしょう。ずいぶんと見やすい、いい感じの写真になったのではないでしょうか(`・∀・´)!

デザイナー曰く…今回ご紹介した方法は、初心者のハヤカワでもできる簡単な方法だとか。大量の写真を補正する際など、短時間でそれなりに補正する方法だそうです。

彩度やコントラストといった写真そのもののできだけでなく、被写体や、見せたいイメージによっても、補正の方法は変わるそうですよ。

…ということで、次回は、食べ物や建物、人物写真など写真の種類別の具体的な補正のポイントについてご紹介します。お楽しみに!

デザイン制作も承ります。

今回のPhotoshopでの画像補正の方法は、WAVEのデザイン制作サービス担当デザイナーに聞きました。WAVEでは、印刷物のデザイン制作から印刷まで一貫して承ることもできます。

デザイン制作サービス(デザインアシスト・フルデザイン)の料金には、ご支給いただいた写真の簡単な補正作業費も含まれています(5点まで)。チラシやパンフレットなど、デザイン制作のご相談はお気軽にお問い合わせください。

デザイナーが直接ご対応いたします。ウエーブのデザイン制作サービス–Creative Station–

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制作料金やデザイン制作例を多数掲載。
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