デザインテクニック

2011.03.31  

月刊デザインのプチテクニック第9回「効果的な写真の使い方」

月刊デザインのプチテクニック第9回「効果的な写真の使い方」

画像は使用するサイズ(ジャンプ率)やトリミングの仕方、画像形状の違いで読み手に与えるイメージが違います。形状の種類にも大きく「角版・丸版」「切り抜き」などがあります。印刷物の訴えたいことを整理し、効果のある加工方法を選びましょう。

画像のトリミング

トリミングとは、画像の不要な部分を削ることです。
不要な部分を消すことで、強調したい部分を効果的に見せることができます。削りすぎたり、不要な部分が残ったままであると、本来見せたい主体が曖昧になったり、逆に見せたい部分ではないところが、強調されたりことがあります。
トリミングは、与えるイメージを左右させる重要な役割をしています。

画像のトリミング例

画像加工1:角版(かくはん)

角版は、画像を四角でトリミングすることです。
主な形がシンメトリーとなっていることもあって、読み手に静的で安定した印象を与える効果があります。さらに、縦長より横長の方が安定して見えます。ただし動きを出したい場合には、レイアウトを工夫する必要があります。

角版のレイアウト例

その他ワンポイント

画像加工2:裁ち落とし

裁ち落としとは、紙面いっぱいに画像を配置することです。
画像をダイナミックに見せ、インパクトを与えたい時に使います。特に画像を主役として見せる効果があります。四辺のどこを落とすのかでも読み手に与える印象が変わってきます。

打ち落とし画像を使った例

おまけ

切抜きとは、被写体だけを切抜くことです。何の加工もされていない画像は、被写体の他にも背景が一緒に写っています。背景の情報は、被写体との関係性も表すことになります。切抜きの効果は、被写体を客観的に見せたり、被写体自身を引立せることができます。形の違うものを沢山紙面に載せることもでき、形状が際立っているので簡単に動きをつけることができます。

切抜き例

画像ひとつとっても、加工の仕方は様々です。
印刷物のコンセプト、見せたいものにあった使用を考えてみましょう。
次回は、「切抜き」の方法と使い方をお伝えします。

次回は「画像の切り抜き方、使い方」4月28日更新予定

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