12月に入り、今年もまた年賀状のデザインに頭を悩まされる高橋です。来年は戌年で平成30年、良いネタがありましたらぜひ教えてください(人´∀`;)
さて、年賀状やお正月によく見かける和柄にも、それぞれ意味が込められていることはご存知でしょうか?
今回は年賀状に使いたくなる和柄モチーフやパターンに込められた意味についてご紹介いたします。
縁起物(モチーフ)
縁起物(えんぎもの)とは、よい事があるようにと祝い祈るための品物、お正月を祝う品物を呼びます。ひとつひとつのモチーフにも様々な意味が込められているんですよ。
松竹梅(しょうちくばい)
- 松:冬でも青々とした葉をつけることから、不老長寿の象徴とされています。
また、古くから松は神聖なものと考えられており、魔除けの樹としてもお正月には欠かせないものです。 - 竹:松と同様に冬でも青々とした姿や次々と新芽を出すことから子孫繁栄の象徴とされています。
- 梅:寒い冬を耐え、どの花よりも先に花を咲かせ春を運んでくるため、気高さや長寿の象徴とされています。
鶴(つる)
「鶴は千年」と言われ古くから長寿の象徴として使われてきました。また、生涯同じパートナーと生きると言われ夫婦愛の象徴としても使われています。
亀(かめ)
「亀は万年」と言われ、鶴と共に長寿を象徴するモチーフとして使われています。 亀の甲羅の模様は六角形で吉兆を表す図形とされ、紋様としても広く使われています。
扇(おうぎ)
末広がりな形から発展・繁栄の願い後込められた縁起の良いものです。
伝統文様(パターン)
文様がパターン化されたもので、着物や小物などさまざまものに使われます。波や動植物などのモチーフには、願いや意味が込められています。代表的な5つのパターンをご紹介します。
青海波(せいがいは)
波をモチーフとした柄です。無限に広がる波の紋様に、長い年月に渡り続く・繁栄する等の願いが込められています。
亀甲(きっこう)
亀の甲羅の形から作られた柄です。亀のように長寿の象徴とされています。
麻の葉(あさのは)
成長が早い植物であることから、子供の成長の願いが込められている柄です。成長の他にも、魔除けの意味があります。
七宝(しっぽう)
円を何重にも重ねた形から、円満や調和を意味しています。
彩綾形(さあやがた)
卍(まんじ)を斜めに崩したような形が特徴の紋です。途切れず長く続くことから家の繁栄、長寿の意味が込められています。卍は東洋・西洋を問わず世界各地で、縁起が良いモチーフ(吉祥文様)とされています。
和柄を使ってデザインしてみよう
ご紹介した柄やモチーフ以外にも、和柄と呼ばれる文様・モチーフには、たくさんの縁起の良い柄があります。
結婚の報告を兼ねた年賀状には、鶴や七宝柄を合わせたデザイン。出産報告は、麻の葉や鶴亀のデザインなど、意味や願いを込めた柄を組み合わせるとオリジナリティのあるデザインができますね。
また、シンプルなデザインや控えめに柄を取り入れたい時には、クリアトナー加工やエンボス加工がおすすめです。トナーの反射やエンボスの凹凸で表現する柄とモチーフは粋で、カッコイイ仕上がりになりますよ。
WAVEでは、私製ハガキとして年賀状を印刷することができます。
箔押し加工やクリアトナー加工、角を丸くカットする角丸加工など様々な加工を施すことができます。
もちろん、印刷は高品質な美しい仕上がりなので、受け取った方の印象に残ること間違いなし。
今年の年賀状はぜひ、和柄を使って年賀状を印刷してみませんか?