株式会社ウエーブ(代表取締役:白子善久、以下ウエーブ)は、自社で開発した印刷・加工生産ラインの自動化システム「WAVE 15P-Series(ウエーブイチゴーピーシリーズ)」について、FFGS グラフィックサプライ株式会社(代表取締役社長・執行役員:加藤好洋氏)と国内販売総代理店契約を締結し、2018 年3 月20 日(火)より販売を開始いたしました。
これまで、印刷業界では印刷・加工における自動化が遅れていました。その理由は、機械で紙を扱うことが難しいためです。
このたび、ウエーブが開発した「WAVE 15P-Series」では、ウエーブがシステム開発と印刷で長年培ってきたノウハウを活かし、細部に独自の工夫を凝らすことで、この課題を克服いたしました。
「WAVE 15P-Series」は、リーズナブル・省人化・生産性向上をコンセプトに開発した自動化ソリューションです。オリジナル機器や、汎用ロボット、ソフトウェア、I/O等を組み合わせたシステムで、印刷・加工現場の自動化をお手伝いいたします。
(※現在、ロボットを使わないオリジナル機器も開発中です。)
「WAVE 15P-Series」ラインアップの一部をご紹介します。 いずれも、少ない人員で運用管理ができ、長時間運転で生産性が向上できるシステムです。また、1台で何役も果たすことのできる汎用性の高さが特徴です。
汎用ロボットと自社開発のロボットハンド、ソフトウェア、I/Oを組み合わせたシステムです。生産ラインに組み込むことで、人に代わって単純作業を行います。
汎用ロボットは、産業用ロボット国内業績第3位である、株式会社不二越様製ロボットを使用しています。ロボット1台から導入ができますが、複数台を組み合わせ、連動した作業をさせることも可能です。1人で複数台のロボットを運用管理できるため、すぐに省人化を実現できます。
また、アタッチメントを変えるだけでロボットに様々な作業をさせることができます。組み立て、設置は3分程度で行えるため、生産ラインの状況に応じて活用が可能です。
なお、複数台導入の場合は、ソフトウェアを応用できるため、導入費用も割安となります。
給排紙機構のない廉価版モデルの加工機を自動化することができるシステムです。
ロボットが自動昇降機フィーダーにセットされた紙をキャッチし、加工機の加工台に移します。
紙への加工後、ロボットが紙を自動昇降機デリバリーに移します。
各種加工機への応用ができるため、設備投資をコストダウンすることが可能です。
決められた順番どおりに紙を丁合するシステムです。
天吊り型の汎用ロボットとオリジナルの自動昇降機を組み合わせています。高性能の自動丁合機よりも低速ですが、自動運転が可能であるため、自動昇降機に紙を積んでおくだけで無人で丁合が完了します。
リーズナブルな価格帯でありながら、自動丁合がおこなえる投資効率の高いシステムです。
現在、ウエーブの「卓上エコリング綴じカレンダー」生産ラインでは、小型・超速ロボットを使った自動化システムが稼働しています。
卓上エコリング綴じカレンダーは、製本後に本文と台紙の位置を反転する必要があります。
これまでは、これを手作業で行っていましたが、手首を返して反動をつけるため、作業員の腕と手首への負担が大きく、たびたびラインを止めて休憩を取る必要がありました。
この反転作業を自社開発システムで自動化した後は、ラインを止めることが激減し、省人化だけでなく、生産性も向上しています。
丁合、コンベア間の移動、梱包などの作業を自動化することで、従来5人体制であった生産ラインを、5台のロボット・メカトロシステムと1.5人程度の人員(管理者 兼 作業補助)に省人化することが可能です。
15種類の機能と意味を英単語(一部合成語)の“P”から始まる言葉で表現いたしました。
「人材不足を解消したい、生産性を向上したい」と考えておられる企業様に、それぞれのご希望に沿ったロボット・メカトロシステムを開発、ご提供することでお役に立ちたいと考えております。
リリース内容:FFGSグラフィックサプライ株式会社と国内販売総代理店契約を締結、自動化ソリューション「WAVE 15P-Series」の販売を開始。
リリース日:2018年3月20日(火)
広報担当まで
Tel:077-518-7788/Email:pr_koho@wave-inc.co.jp
印刷や弊社についてのご質問や相談など、
お気軽にお問い合わせください。
コールセンター(年中無休/年末年始は除く)
営業時間/平日9:00~19:00 土日祝9:00~18:00
お問い合わせ